【注意】テントサウナ・サウナで危険を回避するために気をつけること
最近は、サウナ施設も増えて、空前のサウナがブームが続いています。2021年の新語・流行語大賞にサウナに関する言葉がノミネートされたことも話題となりました。
サウナによって、「血流が良くなる」ことで、身体や精神的な疲労が軽減されたり、肌トラブルが改善したり、様々なメリットを享受出来ます。
しかし、高温のサウナと低温の水風呂は、温度差が激しいことから少なからず身体に負担になることもあります。無理な入浴をすると体調不良や事故などを引き起こします。
そこで、この記事では、テントサウナレンタルサービスを全国に展開する「ReUnion」編集部が「安全にサウナ・テントサウナを楽しんで欲しい」という思いから、気をつけるべき入浴の仕方に関して解説していきます。
危険な入浴方法
危険な入浴方法を解説していきます。
サウナの長時間の入浴
一般的なドライサウナの室内は80〜100度程です。人間は蓄熱体であるため、高温の場所にいると体温は上昇します。血流や発汗などにより体温調整を行いますが、調整機能には限界があるため、長時間の入浴は非常に危険です。
また、発汗量が多いため、十分な給水をしていなかった場合、脱水症状が生じます。私も経験したことがありますが、脱水症状で手足が痺れて、固まってしまうこともあり得るため非常に危険です。
飲酒後の入浴
サウナは高温であるため、血管が拡張し血流が良くなります。アルコールも同様に血管を拡張させる作用があります。そのため、飲酒後のサウナは二重の効果で血管が拡張します。これによって、大幅な血圧低下を引き起こします。
血圧が大幅に下がると、組織や細胞に血液が十分に供給されない状態(=虚血)を招きます。虚血は酸素不足とほぼ同じです。心臓の周りの冠動脈であれば、心筋梗塞を起こすリスクが高まります。これは脳でも一緒です。
脳に血液が送られないと、サウナ中に気を失う可能性があります。超高温のサウナで気を失えば重症な熱中症を引き起こし、場合によっては命の危険も生じてきます。
また、飲酒をするとアルコールが体内に取り込まれます。アルコールの分解は加水分解であるため、体内の水分が消費されます。更にサウナは発汗を促すため、知らず識らずのうちに脱水症状を引き起こしてしまう可能性もあります。ちなみに、100度のドライサウナに10分間入浴した場合、500ミリリットルもの発汗があるとの研究報告があります。
高血圧症を患っている方
高血圧症を患っている方は、普段、高血圧によって全身へ血液が送られています。そのため、サウナによる血管拡張により低血圧となった際に、高血圧症を患っている方はより、全身に血液が運ばれにくくなります。
特に不安定狭心症、重度の大動脈狭窄症を患っている方は、非常に危険であるため、サウナの入浴は控えましょう。
かけ水をせずに水風呂に入る
高温のサウナで十分に身体が温まっても、すぐに水風呂に入ることはおすすめしません。高温のサウナから低温の水風呂に浸かると、急激な温度差によって「ヒートショック」を受けます。
ヒートショックとは、暖かいところから寒いところに移動した際に起こります。強烈な寒冷刺激によって、交感神経反応が起こり、血管が急激に収縮し、血圧は50mmHg以上急上昇します。これにより、心臓に強い負担がかかり心筋梗塞や致命的な不整脈を引き起こしたり、脳内の血管が破れて脳内出血を引き起こします。
水分補給をしない
前述の通り、サウナによって500ml程度の水分が身体から奪われます。しっかりと水分補給をしないと、脱水症状を引き起こします。また、血液内の水分量が十分でないと、血液に粘り気が出て、血流が悪くなったり、血栓(血の塊)が発生します。この血栓が脳に移動されると脳梗塞などを引き起こします。
正しい入浴方法
危険な入浴方法を踏まえて、安全にサウナを楽しみましょう。簡単に安全な入浴方法をご紹介いたします。
- 「サウナ5分、水風呂1分」を3セットまで
- 1セット毎にしっかり水分補給をし休憩する
- かけ水やぬるま湯で、身体を冷たさに慣らしてから水風呂に浸かる
- 超高温サウナの前に、湯船や低温サウナで身体を慣らす
- 特に高血圧な方は、急激な温度変化に気をつける
安全な方法でサウナの入浴を行えば、健康や美容に効果的です。この記事を参考に、サウナを楽しんでください!!
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